【付録】基本的な Vim の操作
Vim is 何?
Vim は CUIエディタの1つです。Git 操作の中で CUIエディタを利用する場面があるため、操作に慣れておきましょう。なお、CUIエディタは自身の使いやすい CUIエディタで構いませんが、Vim 以外の操作方法については割愛します。本資料・本講習では Vim の使い方の説明を行います。理由は特にありません。
Vimの起動方法
ターミナル上で以下のコマンドを入力します。ファイルが存在しない場合は新規作成されます。
code: Vimの起動
$ vim ${ファイル名}
Vim の基本操作
Vim はノーマルモード、入力モード、コマンドラインモード、ビジュアルモードといったモードがあります。基本的にはコマンドラインモード <=> ノーマルモード <=> 入力モード の遷移となります。困ったときはノーマルモードに一旦戻ることを心に留めてください。ノーマルモードモードに戻るには Escキー を入力します。
ノーマルモードはカーソルの移動や文字列の操作(コピー、削除など)が行なえます。今回は言及しないですが、便利な機能がいっぱいなのでぜひ検索してください。
文字を入力したいときは、入力モードに遷移します。ノーマルモードのときに i を入力します。半角入力しか受け付けないので、上手くいかないときは半角入力になっているか確認してみてください。 i を入力したあとは任意に文字を入力できます(最終行に「 -- INSERT -- 」と表示されます)。入力を終えたら Escキー を入力して ノーマルモードに戻ります。
https://gyazo.com/ae6016cf93a684bb4a3edaebad07c7f1
変更内容を保存したり、Vim を終了したりしたいときはコマンドラインモードに遷移します。ノーマルモードのときに : を入力します。: を入力すると最終行に「 : 」が入力された状態になります。
https://gyazo.com/236151db584f37dc2610f0e14a49fdd1
「 : 」に続きコマンドを入力し、実行することでファイルの保存や Vim の終了ができます。主なコマンドは以下の通りです (先頭の「 : 」は割愛します)。コマンドももちろん半角入力しか受け付けないので注意してください。
wq => ファイルを保存して Vim を終了
w => ファイルを保存
q! => ファイルの変更を破棄して Vim を終了